WOWOWでじっくり見てました。
認知症の父親
藤竜也さま
父親の認知症によるがゆえの事件に驚愕して帰省する息子
森山未來さま
この映画の作り方が
起 承 転 結 起
で
5番目の起が
締めくくりになってるんですよね。
認知症になった相手それが夫婦であれ子どもであれ、現実には認知症になった相手から、離れられないのがたいていです。
しかし、この映画では、認知症以前に
お互いに家庭を棄てても
一緒になって
暮らして
この二人の世界は純愛です。
ところが、
認知症の夫から
「貴女はどなたですか!」という一言で
妻のほうは、純愛で日々楽しい暮らしが損なわれるおののきにいたたまれず、
離れていく。
そして、長い間、父親と断絶状態だった長男が、認知症以前の父の愛した人を探すなかで、
父親への愛情を取り戻すのです。
藤竜也さまの認知症になっても哲学的話し方とインテリジェンスな学者の端々の動きが
実に威厳があって、引き込まれてしまいました。
衝撃的な虚偽が入り交じって、
「ほんとかな?」と疑心暗鬼に見ながらも、
藤竜也さまが素晴らしくて。
いつもなら見終わったあと、
全部!森山未來さまにもってかれた!という印象が残るのですが、今回は藤竜也さまが優勝🏆️
といえど、この長男役は
森山未來さましか、出来ない‼️
不快な気分でもそれを隠して、認知症の父と話続ける微妙な表情。
徐々に父への愛情を取り戻すのが、
ほんとにサラリと表現して。
印象的な場面は
父「君が小さい頃、僕は可愛くて仕方なかった。だけど、君の可愛いさは、僕の何かを変えろと言ってる気がして。 それが僕には出来なくて何度か手を挙げた。許してほしい」
長男「そんなことは覚えていない。許すも何も」
父「いや。。。許してほしい」
長男「。。。あ。。。許します」
父「ありがとありがと」
子どもって確かに母の私でも
自分が成長しなきゃと思わせる存在だったことを思い出しました。
現実には、夫婦のうちどっちかが、認知症になったら、
も、きれいごとなんて全然ない。
置いて出たくても、出れない‼️
やれディサービスだの、ショートステイだの特養だの慌てふためいて、
入所させてホッとするのが、ほとんどではないでしょうか。
でも、人格が変容していく相手とは一緒にいたくない、という、選択もありなんですね。
責めることは誰にも出来ない。
私たち夫婦にも、認知症の足音がしてるので、見いってしまいました。